新人看護師のみなさんの中には、
「仕事ができない」「仕事についていけない」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
私も新人看護師の頃は、「自分だけ仕事ができていない気がする」「出来が悪いのではないか」と不安になることが何度もあり、そのせいで自分を見失ってしまったことがあります。
覚えることも多く、ミスも怖い。
「やっとなった看護師だけど、向いてないのではないか」と悩んだことさえあります。
この記事では、私の体験談をもとに
新人看護師が「仕事できない」と悩む理由7つと、その対処法についてお話していきます。
※この記事は、私の新人看護師時代の体験をもとに書いています。職場や状況によって感じ方は異なると思いますので、あくまで一つの体験談として参考にしていただけたら嬉しいです。
新人看護師が「仕事できない」と感じるのは普通

新人看護師として働き始めたばかりの頃は、
「仕事ができない」「周りについていけない」と感じてしまうことが多いものです。
しかし、それは決してあなただけではありません。
看護師の仕事は覚えることが多く、
- 医療知識
- 看護技術
- 患者さんや家族とのコミュニケーション
- 他職種とのコミュニケーション
など、さまざまなことを同時に学んでいくことを求められます。
そのため、新人看護師の1年目は
「仕事ができない」と悩み、自信を失ってしまうことも珍しくありません。
私自身も新人看護師の頃は、
「どうしてこんなに、私だけできないんだろう」と落ち込み、涙することもありました。
今となっては、
新人の頃に悩んでいたことは、多くの看護師が通る道だったと感じています。
しかし当時の私は冷静に考えられる余裕はなく、
ただただ自尊心の低下が進むばかりでした。
次の章では、
新人看護師が「仕事できない」と悩む理由7つについてお話していきます。
新人看護師が「仕事できない」と悩む理由7つ

私自身も新人看護師の頃は、
「どうして自分だけできないんだろう」と何度も悩みました。
同じように悩んでいる新人看護師さんも多いのではないでしょうか。
ここでは、新人看護師が「仕事できない」と悩む理由を7つ紹介します。
1.覚えることが多すぎる
新人看護師として働き始めると、想像以上に覚えることが多いと感じる人も多いのではないでしょうか。
看護学生の頃から、さまざまな分野を学びながら実習に取り組んできたとしても、
いざ看護師として現場に立つと、その覚える量はこれまでの比ではありません。
疾患の知識や看護技術だけでなく、
- 薬の知識
- 病棟ルール
- 電子カルテの操作
など、短い期間で多くのことを覚える必要があります。
そのため、仕事についていけないと感じてしまい、
「自分は仕事ができないのではないか」と悩んでしまう新人看護師も少なくありません。
2.ミスをしてしまうことへの恐怖
新人看護師の頃は、ミスをしてしまうことへの恐怖を強く感じる人も多いのではないでしょうか。
看護師の仕事は、患者さんの命や安全に関わる責任の大きい仕事です。
そのため、「もし自分がミスをしてしまったらどうしよう」と不安になるのも無理はありません。
特に新人のうちは、まだ業務に慣れていないことも多く、
確認をしていても「本当にこれで合っているのだろうか」と不安になる場面も少なくありません。
また、自分の落ち度で何かトラブルになっているのではないかと、
休日もなかなか気が休まらないこともあります。
そうしたプレッシャーや不安が強くなると、
普段なら落ち着いてできることも焦ってしまい、思うように仕事ができなくなることがあります。

この負のループは、私も何度も経験しました。
3.先輩や周りの目が気になってしまう
新人看護師として働いていると、先輩看護師や周りのスタッフの目が気になってしまうことも多いのではないでしょうか。
「出来が悪いと思われているのではないか」
「仕事ができない新人だと思われているのではないか」
そうした不安が必要以上の緊張を招いてしまい、本来の力を発揮できなくなってしまうことがあります。
特に忙しい病棟では、先輩たちにも余裕がないことも多く、
指導が厳しく感じてしまう場面もあるかもしれません。
その結果、萎縮してしまい「自分は仕事ができない」と感じてしまう新人看護師も多いのではないでしょうか。
4.同期と比べてしまう
新人看護師の中には、同期と自分を比べてしまい、落ち込んでしまう人も多いです。
このブログで何度もお話しているように、私自身も同期と自分を比較しては悩み、本来の自分の姿を見失った過去があります。
「同期はもうできていることが、私にはできない」
「自分だけ成長できていない気がする」
このように感じてしまうと、ますます自信を失ってしまうことがあります。
しかし実際には、仕事の覚え方や成長のスピードには個人差があります。
同期と比べてしまうと焦りが生まれやすくなりますが、本来は昨日の自分より少しでもできていることが増えているかが大切なのです。
5.忙しくて余裕がない
定刻の薬剤投与や処置、ケアや記録に追われ、病棟は非常に忙しいことが多いです。
新人看護師も、日々の業務をこなすことで精一杯になってしまうこともあるでしょう。
その結果余裕のない状態が続き、先輩から指摘を受けたりして、
「やっぱり自分は仕事ができない」と感じてしまうこともあります。
しかし、忙しい環境の中で経験を積んでいくことで、少しずつ仕事の流れが見えるようになってくるのも事実です。
6.完璧を目指しすぎている
新人看護師の中には、
「失敗してはいけない」「完璧にやらなければ」と強く思ってしまう人も多いです。
看護師の仕事は責任が大きいため、真面目な人ほど「ミスをしてはいけない」と自分にプレッシャーをかけてしまいがちです。
もちろん、看護師という職業柄ミスは許されません。
しかし、少しの注意や指摘を受けただけで、
「自分は仕事ができない」と思い込んでしまうと、必要以上に自信を失ってしまうこともあります。
7.経験がまだ足りないだけ
新人看護師が「仕事ができない」と感じてしまう理由の多くは、
単純に経験がまだ足りないだけということも少なくありません。
どんなに優秀な看護師でも、最初からすべての業務をスムーズにこなせるわけではありません。
日々の業務の中で経験を重ねていくことで、少しずつ仕事の流れが分かるようになり、できることも増えていきます。
新人看護師が「仕事できない」と感じたときの対処法

新人看護師として働いていると、「自分は仕事ができないのではないか」と悩んでしまうことがたくさんあるでしょう。
しかし、そう感じたときこそ、自分を追い込みすぎず、少し視点を変えてみることも大切です。
ここでは、新人看護師が「仕事できない」と感じたときに意識したい対処法を紹介します。
1.小さな成長を感じること
新人の頃は、できないことばかりに目が向いてしまいがちです。
しかし、昨日できなかったことが今日少しできるようになっているなど、日々の中で小さな成長は必ずあります。
はじめから完璧を目指すのではなく、少しずつできることが増えている状況に目を向けてみましょう。

できることが少しずつ増えているあなたに、気づいていくれている先輩もいるはずですよ!
2.分からないことは早めに相談する
新人看護師のうちは、分からないことが多くて当然です。
一人で抱え込んでしまうと、不安が大きくなりミスにつながってしまうこともあります。
分からないことや不安なことがあれば、早めに先輩看護師に相談することも大切です。

分からないことをそのままにしておくと、だんだんと聞きづらくなってしまいます…
3.自分を責めすぎない
先輩看護師から指摘を受けた時、
「自分は向いていないのではないか」と落ち込んでしまうこともあるかもしれません。
しかし実際の先輩看護師は、あなたが看護師に向いていないから指摘しているのではなく、
あなたが看護師として責任を持って仕事ができるよう指摘してくれていることが多いです。
必要以上に自分を責めすぎず、次に同じ指摘を受けないためにはどうすればいいかを考えることも大切です。
4.一人で抱え込まない
仕事の悩みや不安を1人で抱え込んでしまうと、気持ちがどんどん辛くなってしまうこともあります。
信頼できる先輩や同期、友人などに話を聞いてもらうだけで、気持ちが軽くなる場合もあります。
無理をしすぎず、自分の心のケアも大事にしましょう。
ただし、相談する相手や相談内容は慎重に選ぶことをおススメします。
壁に耳あり障子に目あり…とはよくいったもので、どこから話が漏れてしまうか分かりません。
相談したら、逆に疑心暗鬼になってしまった…
なんてことがないように注意しましょう。

人の口に戸は立てられぬ…、どこから情報が漏れてしまうか分からないものです。
まとめ
新人看護師として働き始めると、「自分は仕事ができない」と感じてしまうことも少なくありません。
覚えることの多さやミスへの不安など、さまざまな理由から自信を失ってしまうこともあるでしょう。
しかし、新人のうちはできないことの方が多くて当然で、
経験を重ねていく中で、少しずつできることが増えていきます。
あなたが尊敬する、いわゆる「しごでき」な先輩も、
ちょっと指導が怖いな…と思って委縮してしまう先輩も最初はみんな新人看護師だったのです。
焦らず、自分のペースで確実に一歩ずつ成長していくことが大切です。
